フタコイオルタナティブ file8 サはさよならのサ

ネタバレ全開なため、心してどうぞ。
これ書くために我が家では今2回目の放映中。
見てすぐ寝ようと思ったら寝れなくなっちゃいました。
OPは何事もなくいつも通りだったんですよ。
前回の流れから「何か」が、止められない「何か」が迫ってきていることは感じていました。
「一緒にいられなくなる」「時間がない」。
謎を残しながら今回は始まっています。


思わせぶりな回が2回続いたものの、結局恋太郎は2人を抱いてはいなかった、
と言うわけですね。
「明日じゃダメか?」と言う言葉からは、まだまだ弱い恋太郎が見えてきます。
どうでもいいですが、抱くか抱かないかのこのシーンは
エロとかそーゆーの抜きで本当に綺麗です。本当に綺麗です。
月の光から何から本当に綺麗です。


で、ここに来て重要な人物、白鐘姉妹の保護者である三ツ木公彦という男が登場。
三ツ木の父の恩人が白鐘姉妹の親だ、と。
ざっくり書いてしまえば、2人のうちどちらかから婚約者を選ばなければ
今彼が手にしている地位を全て失う、と。そういう父からの遺言だそう。
その地位って言うのがでっかいグループ企業の社長。
三ツ木に捨てる勇気があるか、といえば…言わずもがな。


2人のうちからどちらかを選ぶ期限が、その期限が、
まさに恋太郎の事務所に現れた日。


白鐘姉妹は二子魂川駅前で雨宿り。そこに迎えに来る恋太郎。
いつものこと。「その日」ってことを除けば、いつものこと。
家に帰る途中のシーンで既にキましたわ。
ホントサントラほしいわ、この作品。
たぶんストリングスの使い方から村山達也さんだろうな、この曲。


帰宅すると、テーブルの上にはバースデーケーキ。
「誕生日、おめでとう」
このセリフはどう出てきたんだろう。
素直に出てくるもんじゃないよなぁ、きっと。
どうしたらこう吐けるんだろうね…


「そうすることで沙羅と双樹が幸せになれると、父は考えた」
「君は2人を幸せにできるのか?」
どうも三ツ木は慇懃なようで、自分勝手というかなんと言うか。
しかし…状況が状況だけにな…
三ツ木のオヤジさんが一番悪いんだがな、こうなる原因作った。


「もし全部わかってたらどうにかなってたのか」
恋太郎の葛藤の間に日付は変わり、白鐘姉妹も姿を消す。
雨の中、2人で。


恋太郎の迎えに来た駅前へ。温かい飲み物を買いにいく、と沙羅。
しかし沙羅は本当は…
「私は強いから、一人でも大丈夫だから」という沙羅の独白で既にもうダメです。


「もし全てを知っていたら…」
というところで今回は終わり。


やっぱりED2番使ってきましたね。てかピアノアレンジかよ、もう本気で反則だよ。
もうダメだ、いろんなものが上がってくるよホントにもう。


正直な話、EDを買ってスタチャのHPで予告編を見た人間からしたら
「絶対どっかで使うんだろうな」とは思ってましたが、
(2番の歌詞が全体的に過去形だし
「たとえば3年後ぼくらの時間を思い出にすることできるかな」とか
明らかに本筋に噛んでる歌詞入ってるし
「終わった日々がココロをずっとずっとしめつけてく」とか、
作詞陣の中に総監督入ってる時点でこういう展開は予測はできたんですが)
画ごと変えて、しかもこの流れで使うなんてもう反則ですよ。
もうひどいですよ、ufotableのスタッフは鬼ですよ悪魔ですよ。
…いや、誉めてる誉めてる(^_^;)


次回予告で、例の予告編にあった「私一人になっちゃった」が出てきますね。
どんなハイスピードの制作進行だufotable(^_^;)
そんなわけで、次回file9 フタコイ に続く。


どーでもいいけどラッピングがどーとかポイントカードがどーとか言ってたお姉さんは
明らかにヨーダでしたね、2回目で気づいた(笑)


いや、しかし本当に見せ方うまいよなぁ…構成とか意味ありげなカットインとか。
それにガンバとか出すし(笑)
いや、それは冗談としても、一見意味なさげなカットが実は重要だったり、
「いつもの場所」を「"いつも一緒"だった白鐘姉妹が"一緒"じゃなくなる場所」にするし、
あと4回このクオリティで持つのか、と、
こっちが心配になってしまうくらいです。


がんばれ!ufotable
決して「ハッピーエンド」といわれる終わり方でなくても、
フタコイオルタナティブ」としてすばらしいエンディングを期待しています。


3時になるので、この辺で。