ARIA The ANIMATION 第11話「その オレンジの日々を…」

もうね、ホントね、卑怯。
泣かせますね、思わずホロッと来てしまう。


ふと、今の自分がおかれている状況がとても幸せだと思えて、
でも、今しっかりとつながれてる人とはめったなことがない限りつながっていられて。
そんな素敵な関係をアイシアさんたちに見れた気がします。




でも、一番よかったのは藍華の「大丈夫だから」っていうセリフ。
大丈夫なんです。たぶん。
言葉で説明しちゃうととっても陳腐になっちゃう気がすることだけれど、
たぶんきっと大丈夫なんです。


だけど、そうやって励まされてもいざ見送るとなると寂しくて、怖くて、
そういう気持ちが混ざり合ったなんだかわからない感情があふれてきて、
一瞬だけど2人の姿が見えなくなった瞬間、「今」のつながりは確認しておきたい。
ずっとずっと一緒にいられるはずの絆を、今ちょっとだけ確認したい、
そんな気持ちだったんじゃないかな、とか思いました。


そりゃ僕だっていろいろありますよ。見てて会いたくなった人だっています。
だけど、それもきっと大丈夫。大丈夫なんです。
説明は出来ないけれど、大丈夫。




この作品の人たちって、ホント純粋な人たちなんですよね。
いろいろな意味で。だから、
「別に人を感動させるのに別に生死に関わったり
変に"お涙頂戴"的なエピソードなんていらないじゃん。
日々自分が生きて、いろいろなものに触れて、楽しかったり苦しかったり、
感動したり辛かったり色々感じて、
時々一息ついたときに感じられること自体に感動すればいいじゃん。」
なんて、素直に思えるのです。


素直にいろいろなものを感じて、毎日がんばっていこう。
そう思える作品だと思うんです。
だから、純粋にあと2回って言うのが残念です。


あと2回、どんな素敵な物語に出会えるのか。
どんな「素敵探し」ができるのか。
楽しみにまっていようと思います。