個人的読み砕きその３ 民主党

最大野党。今の自民党とは違い、考え方の幅の広い政党。
悪い言い方をしてしまえば、昔の自民党のような感じ。
「そんなに考え方違うなら、いっそ別の党になっちゃえばいいじゃん！」
って、昔は自民党にすごい感じてた感情なのに、
今は自民党の考えが(一応は)まとまって、
野党がまとまってないと…時代は変わったなぁ。


…500日プランかぁ…組閣までの20日とか、そういうのはいいんですけど、
問題はすんなりとこの日数でできるのか、ということ。
今の自民党やら共産党やら、ある程度考えの固まってる人たちの集まりなら
それほど障害もなく政策決定ができるのではないか、と思うのですが、
今の民主党のように幅広い人材を抱えていると、
その期間内にちゃんとしたものができるのかなぁ、と言う不安も。
というか、一番怖いのは「100日なら100日、300日なら300日の間に押し込めなければいけない」という考え方に基づいて政策が決定されること。
その結果、「それをやることに意味がやるのか？」と言うレベルまで
法案なり政策なりのレベルが妥協によって落ち込んでしまったら
これは実は逆効果なのではないかな？と思うのですが。


さて、マニフェストですが。
…日米関係よりも先に来るのは「アジア」。
しかし民主党が言っている「アジアの人たちは」うんぬんかんぬんの発言は、
どうも北中韓3カ国向けのような気がしてなりません。
「謝罪が終わってない」等の発言もありますが、
10年前にタイの首相が村山(当時の)首相に「もう頭を下げるのはおやめなさい」
と言ったり、東南アジアの国では日本に対する好感度が高かったりするのは
やっぱり無視なのでしょうね…。


あと、郵政関連でやっぱり見逃せないのは2点。
「民営化する気はない」と「郵便貯金上限を下げる」と言う点。
やっぱりこれを語る上では岡田代表が口を滑らせた
「郵便貯金に1000万円入れてる人は田舎では稀ですよ」発言。
この瞬間で農村部で民主党は結構票を失ったのではないか、と思います。
で、郵便貯金の上限を1000万円→500万円にして、
8年以内に郵便貯金220兆円を半減させることを目標としているわけですが、
すでに調査によって、上限を500万円に下げても
減るのは50兆だけ(それでもすごい額ですが)だ、ということがわかっています。
いまだにマニフェストに乗っていると言うことは、
さらに300万・100万と下げるつもりなのでしょうか？
信頼の置ける金融機関として使っている人たちの立場は…
あと、「赤字が出たら税金で補填する。有権者が必要でないと判断したら
そのときはネットワーク縮小もある」という発言も…
なんか地方のことを考えてるようで考えてない発言が多いです。


ムダづかいをなくす、という目標はいいと思います。
ただ、本当に17兆円も削減して7兆円を新財源とすることができるのかな…と。
菅前代表は「備品とかの購入にも癒着があるんですよ。
談合で70億の橋が100億になってるんですよ」って言ってました。
確かに聞きました。
正直、まじめに働く公務員に失礼な発言だと思いました。
本当にそういうことで17兆も削れるのか…細かいデータを望みます。
もし確かなデータでそれが可能なのであれば、民主党が財政改革ではいっぽリードかも。


どーでもいいけど、なんでアスベスト関連のことが
「政治改革(1)政治家の不正を根絶し、議員定数を削減します。」
の項に書いてあるのか不思議でなりません。
ギリギリでねじ込もうとして、スペースがここしかなかったのかな…？
…て、別の項にも書いてあるな。コピペでも間違ったか(^_^;


「高速道路の無料」とかも菅さんは言ってた気がするので、
どうも民主党は「できそうもないことを、
そういうことがわからない人に甘くささやいて票を取る」
というイメージがついてしまっています。
出来ることはできる、出来ないことはできない。
これをしっかりと誠実に言っていくことが大事な党なのではないでしょうか。


…ゴメン今日は民主までで許して＿|￣|○