考えた超長文です。

書きたいことがあるのですが、アレが上がってないので
上がってから書きたいと思います。

序盤だけどうしても書いてしまいました。気になって。
すいません。ちょっと心が痛い。どうにもならない。




CMさんのはてな(こちら)の意見を読ませていただいたのですが、
どうしても書きたくなってしまったので書かせていただきます。
まずはじめに断っておきますが、以降の文章でケンカを売っているわけではありません。
感情的にやっても何も生まれやしないので。
ただ、アマチュアながら多少演劇をやっていた人間の観点からの個人的な意見と、
そちらの本文中にフォローされていなかった事項に関して述べているので、
コレをケンカと取られてしまったら、何も話し合いとかできないかな、と思います。
超長文なので、時間のある方のみご覧ください。




声優さんの若年齢化。これは確かに起こっていると思います。
たとえば話に上がっている平野綾さんは18歳、
他にも小清水亜美さんは20歳になったばかりだったり南里侑香さんも22歳(のはず)。
長谷川静香さんとかだと15歳なんじゃないでしょうか?




ただ、だからといって「若い人が次々と役をやることを一概に批判できるか?」
というとそうではなくて。
もちろんまだまだ端役とかをやって勉強した方がいいんじゃないか?
と思うような方はいます。
(誰がそれか?ってのは主観入りまくりだし論点も変わってしまうので、
ここでは触れませんが。)
ですが、「実力ができるまでずっと養成所に入ってろ」「役をやるな」
というのは絶対におかしいと思います。
実践からしか学べないこともあります。
お言葉ですが、現場の指導をナメてはいませんか?
どなたのこと、ということは言いませんが、
現場の指導が本当にキツくて、帰り道に
「いっそこのまま車にひかれて死んだら楽なんじゃないか」
とかナチュラルに考えてしまった、という方もいるのです。
マチュアだった僕もそんな風な感情がわいてきた時期がありました。
マチュアでさえそんな感情が出てくるほどキツいのです。
プロの方の苦労、慮りきれないほどだと思います。
(もちろん、やりたい仕事だからこその苦労なのでしょうが。)
また、現場で先輩に相談をしてそれが糧になることもあります。
相談をするだけじゃなくて、実際に現場で見て学ぶ(盗む?)こともできます。
そういう面も考えたうえでの批判なのでしょうか?




僕個人としてはNHK-FMの例は不適だと思います。
受け取る側が「ツンデレ」という概念がわからないのであれば、
たとえ平野綾さんがやっても野沢雅子さんが素晴しい演技をなさったとしても、
どちらにせよ伝わらないと思います。
たとえば、ドラゴンボールの悟空を知らない人の前で
「オッス!オラ悟空!」とやっても通じないわけですよね?
こんな感じで、「伝わる、伝わらない」というのは
受け手にそれを受け取れるキャパがあるかどうかっていうのもかかわってきます。
ツンデレを説明するしないの問題ではないと思います。
概念のわからない人にとりあえず「やってください」と言われてやったのですから、
そこは責められるべきところではないのではないでしょうか。
もしそうでないのなら、放送の際の詳しい状況をお願いします。
聴けていなかったので詳しい状況に関してはわかりませんので。
あと、前のエントリーと合わせて思ったのですが、
あなたはただ単に平野綾さんが嫌いなだけではありませんか?
(ここは余計なことかもしれませんが。)




「10代の人にレギュラー6本やらせていいのかな」という問題は、
たぶんアニメの製作体制の問題の方にかかわってくると思います。
今クールの異常なアニメの本数を考えると、
制作側としてはコストを切り詰めなければいけない。
なので、演じられる若手を選べばギャラは安いしクオリティも伴ったものができるし
一石二鳥だ、というのが往々にしてある考えだと思います。
乱発におけるこういった問題は業界全体の問題として、
やはり考えていかなければいけない問題だとは思います。
しかし、「5年10年もこの人がレギュラー6本持ち続けたら業界終わり」
みたいな書き方は違うと思います。(みたいというか実際そう書かれていますが。)
そもそも、「声優についての勉強」って一体何なんでしょう?
「芝居についての勉強」ならわかります。
舞台俳優・声優両方やられてる声優さんは非常に多いです。
たとえば名の売れてる方なら泰勇気さんや関智一さんは今も舞台やられてますし、
そもそも千葉紗子さんや南里侑香さんは南青山少女歌劇団出身です。
また、マウスプロモーションの方々はプロダクション全体となって
1年に1回くらいのペースで芝居をやられてます。
「声優」といっても、その仕事ですることは「声の芝居」です。
芝居の基礎がないのに小手先で取り繕って、感情が沸きあがってもないのに
「泣いた"ような"演技」やら「怒っている"ような"演技」をしても、
見ている人の心は動かせません。心を打ちません。
なので、「声優についての勉強」も大事ですが、
それは「芝居についての勉強」の中に内包されている1つのセクションであって、
「声優についての勉強」だけでは、逆にやっていけないんではないかと思います。
「若手が育てる環境」については先ほど書いたようなことを
若手が自らすすんで実践することがまず大事なのではないかと。
甘やかしすぎてもいい役者は育たないのではないでしょうか。
厳しい意見かもしれませんが。




コレが僕の考えのうちの一つです。
長くなりましたので、ここで分けたいと思います。
続きは今度こそ上げた後に。