毎週水曜〜木曜あたりの発作。

「わざわざ売れなくする必要はないと思う。やっぱ読んでもらってナンボだから。
そして、これはミュージシャンだって同じことでしょ?
売れるのとクオリティとか世界観とかをどう両立させるか、ってんだと思います。
だから、わざわざ読まれないような作品を作って
"これが本当の文学なんだ"っつーのもそれはそれでどうなのよ?と思います」


……これはウチの先生の言葉(だいたい。たぶんこんな感じだったと思います)。
大衆文学を否定する純文学作家の発言(どっかに載ってたはず)を受けてこんな発言が出たわけですが、
すごい同感。
大学生ですから、やっぱり周辺で「インディーズの時の曲のほうがよかったよね」
っていうのを聴くわけですよ。ほら、トガッてる時期の人もいるからw
「メジャーになってからの曲なんて(検閲)ですよ!」とか言っちゃう人とか。
でもね、メジャーになってからの曲を好きな人もいるわけですよ。
そういう人にとってはその発言はイタすぎるなぁ、というか。
自分の嫌いなものが世の中全員の嫌いなものとは限らないわけですから。


…でも、売れてないからダメってのはまた違ってて。
たとえそんなに売れてなくても、いいものがある。それももちろんわかってます。
CDをライブ会場で手売りしてる方とか、そういう方のライブも行ってます。
つか会場で実際に買ってるしねぇ。
そういう意味じゃあ、対バン形式のライブなんかもう最高ですよ。
だって1公演分のチケ代で3組とか5組とかの曲が聴けるんですよ?
音楽好きにはもーたまんない。
そういうところにいいものは転がってないか?っつーと…もちろんあるでしょーに。


よーするに、言いたいことはいつもと変わらないんだけどもw
売れてるからって売れてないほうを蔑みたくないし、
売れてないからって売れてるほうがダメだって思いたくないし、ってこと。


正直自分の応援してるアーティストさんが「落ち目」とか「もうダメ」とか
「今回は売れてない」とか言われると腹立ちます。これはマジw
でも、その気持ちがどこから来るのかがはっきりわかった気がする。
結局、そういう人は曲評価じゃなくて売り上げしか見てないんだ、と。
だから腹が立つんだ。こっちは曲で応援してるのに、そこを見ずに薄っぺらい非難されて、
しかもだいたいそういう人は書き逃げだから、と。


でも、そういう人と比べると、売れてる曲も売れてない曲も「ここがいいよ!」
って言える人間は素晴しいんじゃないか!ってことに気づきました。
もちろん好きな曲嫌いな曲はあると思うけれど、
好きな曲に関して「ココがいいから好きなんだ!」ってはっきり言える人は、素敵だと思う。
もちろん曲だけに限らず、いろんな物に対してだけれども。




もっともっといろんな見方を学んでいかなくちゃ。