って、いい気分で帰ってこれればよかったんだけど…

文献をコピーする時には申請書みたいなのを書かなきゃいけなくって、
ウチの大学図書館では4冊まで同時に申請できるんです。
なんで、4冊までなら辞書をキープしてても
「まー、しゃーないかな。コピー終わるのを待とう。」
ってなるんです。譲り合いが大事ですから。


で、それは前置きとして。


コピーするために辞書を手元に集めていた時(当然4冊までだけれども)。
ふと気づいたんです。
「あれ?いつもあるはずのあの辞書がない、あれもない…」
語源系の辞書から古典単語の辞書が、書架に微妙に足りない。
そういえば角川古語大辞典の4巻を持ってきたときも、5巻がその場にありませんでした。
でも「まー、たぶん誰か使ってんだろうからしゃーないよな」って諦めたんです。


一旦、だけ。


そしたらねぇ、いましたよ。辞書をキープしっぱなしの人。
しかもその数、ゆうに10冊以上。
遠目から見てみると、その中にどうやら角川古語の5巻も含まれているようです。
(1〜3巻は書架にあって、4巻は手元にあるから体裁でわかる。)
たまたま5巻は使わなかったからよかったものの…。


「おいおーい…でもまぁ、使ってるっぽいからギリギリ許容かな?腹は立つけど…。」
って、スルーしたんです。


そのあと、自分の使う分をコピーして10分後。
席からその人の姿が消えています。
しかも辞書をキープしたまま。
せっかくなので積まれている辞書にチラッと目をやると、
オレが使いたかった「上代語辞典」やら「語源(系の)辞典」やらが山積み。
…さすがにコレにはカッティーン、とw
ったく、どんな育てられ方したんだか…。


…オレが辞書のコピーでもう一巡かかり、20分後。まだ帰ってきません。
しかも、その間に驚愕の事態に気づいてしまいました。
オレが使う系統の辞書が山積み=オレと同じ系統の授業を受けているということに。
そのセンからたどっていくと、先ほどの方、どうやら見覚えがあるというか、
どうやら同じ授業を取っている気がする、というか。
それで全てが符合した瞬間に、なぜかその行為に納得してしまったです(核爆)
もちろん「じゃーしょうがないや、コレだけ使っても」っていう「納得」じゃないですよ?
…あとは察してっ!w


…そんなわけで、あんまし待っててもラチが開かんというか、
このまま待ってるとアタック25に間に合わないので、
上代語辞典とか語源系の辞典はまたあとでコピーに行こうと思います…(;´Д`)


…って、諦めて図書館を出た時!
出入り口で本人とすれ違う。
つまり、辞書をキープしたまま図書館の外に出て30分くらい経ってるってことです。
ハイ、コレ迷惑以外の何物でもありません。
どこにでもいるんですねぇ、他人の迷惑顧みない人って。


オレもそういう人間にならないように、気をつけなくっちゃ。