1回でも「○点」と言ってしまうと自分内評価は覆りにくい。

銀魂風。


…というわけで、お待たせしました。3ヶ月前の続きです。
お約束どおり、茅原実里/Contactの全曲レビューを。




1.Contact
実はこっちがアルバム表題曲。
CMでガンガン流れてたりするのが次の「詩人の旅」なので、意外かもしれませんが。
このアルバムを全体として「一つの作品」として見た場合、導入部分などとしては合格点。
ただ、この曲単体で聴くにはちょいと物足りない部分はあるかも。
…という感想を持ったのは、この後をガンガン聴いた今だから持つ感想なのだろうけれども。
次の曲へのつながりもあるので、このアルバムにおいては「組曲 Contact〜詩人の旅」と言ったところか。


2.詩人の旅
アルバム「Contact」を持っていなくても、
このジャンルに興味があればどこかしらでCMで聴いたことがあるかも…なのが、この曲。
サビをはじめとして、全体から一貫して感じられる疾走感が魅力の曲。
欲を言うと、やはりこの曲単体のイントロが欲しかったところ。
アルバムを一作品として捉えれば、前の曲からつながりを持たせるという構成は正解だと思う。
しかし、「詩人の旅」という曲単体で考えればもったいない点。唐突に始まっちゃうわけだし。
その不満は昨年末に発売されたDVD「Message01」で解消される(PVバージョンにはイントロがある)ので、
余裕のある人、この曲を気に入った人はそちらに手を伸ばすのも悪くないかもしれない。
ちなみに私は、イントロが欲しかった派。
かつ、「ライブで2曲セットでこられるのを楽しみにしてる」派。
なんでかって?そっちの方が開始までのワクワク感が盛り上がるから。


3.ふたりのリフレクション
PV集にあった、この曲にまつわるエピソードを聴いてしまうとまた評価が変わってくるのだけれども。
ここまで打ち込みが続くのだけれども、その世界観は一つではなくて。
「詩人の旅」を疾走感満載の曲と言うならば、それに対してこちらは温かみのある曲。
なんだろうなぁ、歌声の感じなんでしょうね。
表現的な面から言った、歌声の強さが全然違う。
最高音は大して変わってないんだけど、押し方が全然違うのですよ。
3曲目4曲目っていうのは勝負曲が来る(のが基本らしい)とこなんですが、
その位置に置くのに申し分のないクオリティかと。


4.純白サンクチュアリィ
この曲も勝負曲にふさわしいクオリティ。かつ、やはりこういう位置においておきたい曲なのでしょう。
歌手活動再開シングルですからね。
シングルのときから録り直しはしてない…と思うのですが。
こちらは年末発売のPV集に撮影したてのPVが収録されているので、
そちらと合わせていろいろ解釈をしていくのがいいと思います。
歌声も全体的に硬軟さまざまで、シングル購入時は「この人うまいわー…」と改めて思った記憶が。


5.Dears〜ゆるやかな奇跡〜
アルバムの中では、ちょっと落ち着くポイントかも。
曲タイトルが世界観を物語っている感じ。
なので、その裏の深い意味とかを期待するとちょっと残念に思うかも。
こちらも「ふたりのリフレクション」と同様温かみがある曲ではあるのですが、
度合いがまさに「ゆるやか」。
ノリのいい曲がいい!という人には合わないだろうけれども。


6.Cynthia
ここで、ちょいとトランス系を離れた曲調に。
これまでの曲と比べると、少々軽めと言えるのかも?
「疾走感」とかじゃない、ノリのいいミドルテンポの曲。
このアルバムの中にこういうタイプの曲は他にないんじゃないかな?と思って。
…うーむ、言い表すのが難しい曲だ。
ライブとかでは、オーディエンスのクラップで盛り上がるんだろうなぁ。


7.sleeping terror
歌声がキレイな感じがする。っていうのが第一印象でした。
それが、サビに行くとちょっと強目に出てくる。
うーむ、何かを振り切るっていうわけでもないし…読み解くのが難しい。
畑先生自身の歌詞の世界観とちょっと近い気はするかな。
好きなんだけど、もうちょっと暗めというか、
影を感じさせる感じの歌声だったらもっと好きだったかも。


8.too late? not late...
歌詞中の感情の振れ幅にあわせて、一転して曲調も激しめに。
また打ち込み全開の曲になりまして。
打ち込みじゃない曲も聴きたくなってくる辺りなんじゃないかなぁ。
なので、アルバムの曲順で損をしてる曲なのかもしれません。


9.夏を忘れたら
そう思ってるとやって来る、ギターの音色が心地よい1曲。
実はこのアルバムの中で、「詩人の旅」と双璧をなしているとひそかに思っている曲でして。
まぁ、至極個人的な理由ではあるんですけれども。
…この曲をずっと聴いてる段階で夏を忘れてないんでしょうけどw


そんなことはおいといて。
そういう個人的な理由をざっぴいても名作。サウンドと歌詞の調和具合が素晴らしい。
私は泣いてしまいましたよ。感情移入しすぎて。
たぶん「忘れた」ところで聴いたら、また違う気持ちの入り方のできる曲なんでしょうね。
そういうのがあるから音楽聴くのはやめらんないし、大好きです。
もう一回推しておこうかな。名作です。




…残念ながら時間切れです。これからガキなので(核爆)
というわけで、10曲目以降はまた3ヵ月後にお会いしましょう!wwwww


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