リスナーの驕り。

さてさて、様々なところで今週のチャートが話題になっております。
私も今回のチャートを聴いて、そしてそれを受けた各所の反応を見て、思うことがありまして。
文化祭も終わってようやく時間もできましたので、書かせていただきます。


…今日は隠しませんよ。痛い意見だとしても、ぜひ読んでいただきたい。




まずは、「チャートが動かない件」について。
なにやら「チャートが動かないのは某かの力が働いているからだ!」という声が聞かれます。
要するに、「陰謀論」。
…でも、本当にそうなのでしょうか?


番組内で指数を発表しているわけではないのでなんとも言えませんが、
おそらく全体としてボーダーラインが下がってきてはいると思います。
特に、下位。
7〜15位くらいがおそろしいくらいの大接戦になっているんじゃないかな、と思います。
普段の年なら新曲が集中的に入ってくる週ではあったと思うのですが、
逆にその新曲ラッシュが「新曲同士の票割れを生んだ」と考えるのが妥当ではないでしょうか。
上位に関しても、MASSIVE WONDERSの票自体は減ってきてはいるものの、
下位が追いつききれてない、そんな印象を受けます。
2位をキープしているAice5にしても、票自体は減ってきてるんじゃないかな、と。


そんな状況なので、私が思うにおそらく
スタートしてきた瞬間の「MASSIVE WONDERS」くらいの得票数があれば
初登場1位も狙えるような状況なんじゃないか、と思っています。
そもそも、その「MASSIVE WONDERS」って初登場2位ですよね。
それを考えると、もともとの強さが規格外なんじゃないかな、と思うのですが。
初4の童話迷宮もってけ!セーラーふくなどと比べて強いのは当然ではないでしょうか。


もちろん、番組内で公式に「何票取った」との発表がないので、
コレは全て机上の空論でもありうるわけです。
でも、それでも「陰謀論」と同じっちゃあ同じでしょ。
「本当にそうかははっきりとはわからない」のは同じですから。


それでも「陰謀論」を言いたい方がいれば、好きなだけそう考えていればいいでしょう。
それで、「角川が好む曲」を自分で考えて、上位において予想なさればいい。
「瞳ノ翼」は最高位何位でしたか?
「ロストシンフォニー」は角川の好む要素がどこに含まれていますか?
自分の好きな曲が上位にいるときは「公平なランキング」と言っておいて、
飽きてきたら「スポンサーの陰謀」「レコード会社の陰謀」とか言い出すのは、至極不自然です。
というか、自分勝手。
「自分の中でランクインしそう・してほしい曲」でこむちゃーとが決まるのであれば、
いったいオレは何度「陰謀だ!」と言わなければならなかったのでしょうかw
「かしましのOPは入っているのにEDがカスりもしないとは何事だ!」とか。


私は「集計の結果」ならば、それはリスナーとして受け入れるべきだと思います。
それでも「こんなんだったらもう聴かない!」という方が少々いらっしゃるようで。
その原因は、
「"こむちゃっとカウントダウン"という番組に対しての見解の違い」
にあるような気がします。


私は「チャート半分トーク半分」であると思います。
いろんな曲が聴ける「ランキング番組」としての要素を含みつつ、
毎週のように多彩なゲストを迎え、時には興味深い話、時にはネタトークに花が咲く
非常に面白い番組だと思います。
ドリカン末期のような「トークは10分弱で、残りは全部曲だけ」ではなく、
現状のバランスが非常にちょうどいいと感じています。
(余談。来週はaccessが来るので非常に楽しみにしていたりします。)


でも、どうも今回「抗議する!」とか言ってる方たちの文を読ませてもらうと、
「チャートが気に食わん!だからもう聴かない!」という感じ。
もし「順位の予想」だけするのであれば、私は番組を聴かなくていいと思います。
毎週更新される順位だけ見て、それで予想すればいい。


「曲と出会う機会」と思っている方からすれば、このチャートの動かなさは残念だと思います。
でも、だからといって「聴かない!」とは言わないでしょう。
だって、そういう方は聴かないことによって「出会いの機会を失う」わけですから。
だから、「聴かない!」って言っている人は「チャートの動きだけを見てる」人だと思います。


むしろ来週10/24組が不自然に初登場しすぎている場合「?」と思うんですけれどね。
「あぁ、抗議したら動くのか」って言うように。来週は入っても1〜2曲でしょうか。
むしろこの状況だとNeophiliaフライングの方が現実味がある気が。




結局、「自分がランクインしてほしい曲のリクエストをして、その結果は結果として受け止める」。
これがリスナーにできる唯一のことなんじゃないかな、と。
そんなわけで、「思うとおりに行かなかったら番組に抗議する」というのは、
リスナーの驕りなんじゃないのかな?というのが今日の雑感でした。






そうでしょう?
だって、リクエスト番組って「参加者=リスナー」なんだから。


乱文長文、失礼いたしました。

シビれてしまったので。

この次にここにレビューしたい作品が決まりました。

Contact

Contact

これです。


どこにシビれたのかはおいおい詳しく書いていくとして、一つだけ先に。




最初の1回は曲順通り通して聴くべき1枚です。
最初からランダム再生とかした人がこのアルバムを酷評してたら、
そのレビューを私が酷評してやるくらいの所存。


通しで聴くと、感動できるポイントが見つかったりする1枚なのですよ。

「好きな曲=クオリティが高い」の思い込み。

おひさしぶりです。
危険な思い込みをしていたことがある自分への戒めを書きたかったのですが、
レビュの締め切りが今日っぽいですね。

そんなわけで、こっち終わってからで。

その「運動」の残したもの・結果などを極めてマジメに考えてみるテスト。

あのもんのすごく胸クソの悪い「3ヶ月不買運動」とかいう
くっだらない運動がありましたねぇ。


…はい、この言葉にカチンと来た方はスルー推奨。
ですが、読んでいただいた上でコメント欄で意見を下さることは拒否しません。
ただし、荒らし(=ただ暴言だけ吐いて勝利宣言、たいなやつ)はスルーします。

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今度こそはっ。

アツミサオリさん参加のライブ、9/23らしい。ついでに当日券しか出ないらしい。
…これは、行くしか、でしょ。


ちなみに次の貴公子のライブは10/2みたいですよー。
内定式の次の日っ!w

「コスって!オーマイハニー」感想

意図的にだろ、どう考えてもこの低クオリティw
コレを楽しめるかどうかは、EDテーマ集を楽しめるかどうかよりも更に敷居が高い気がする。
もちろん、EDテーマ集を楽しめなければその瞬間に絶対にアウト。
そういう人は、間違いなくこんな希代のネタソン楽しめないぞ。


というか、楽しめない人よりも楽しめるアングルから楽しんだモン勝ち。
文句だけダラダラグダグダ言うのカッコワルイ。


さて、こちら側から垂れる文句はこの程度にしておいて。
この「低クオリティさ」加減は徹底しているのである。
CDのレーベル面も手焼きCDっぽさ全開。
歌唱力的なクオリティも正直低い。
普段の平野さんの歌声を知っている人からすると疑問符すらつくだろう。


でも、いいのだ。これでいい。






知らない方に説明すると、このCDで歌っている「こなたとパティ」は
秋葉原メイド喫茶でバイトしている、ただの女子高生2人組。
それは決して去年「涼宮ハルヒの憂鬱」で
一大ムーブメントを巻き起こした「平野綾ではないのだ。
というか、であってはならない。
加えて、心に入ってくる歌詞を書ける作詞家であってはならないし、
体も心も揺さぶるようなメロ・アレンジを作れる作曲家であってはならない。
設定上とはいえ、コレは紛れもない同人CD。そして、彼女達はただの女子高生である。
同人CDとはいえ、ピンキリである。
彼女達はサンホラや片霧烈火
上海アリスのような人たちの側の人間ではない。
ただの女子高生がノリと勢いで作ったCD
、という設定なのだ。
だから、別に「同人音楽なんてどいつもこいつもこんなクオリティなんだぜへっへー」とか
バカにして作ったわけではない。
むしろバカにされているのはそういう設定付けをなされた彼女達の側なのだ。


では、なぜそんなに分化させておかなければならないのか。
それは、今現在と同じ時系列で進行している(むしろ追い越そうとしている?)
らき☆すた」という作品を崩すことになりかねないからだ。


なぜか。


それは、泉こなた」は観客として涼宮ハルヒの激奏に参加してしまっているからである。
彼女は「God knows...」を弾き語る「平野綾」に憧れたまま会場を後にした。
そんなシーンが作中に存在する。
つまり、他の作品においては若干許容される可能性のある
「キャラソンだけど歌声がが本人っぽい」っていう要素は、
この作品においてはタブーなのである。


まぁ、そう考えると9月のキャラソンリリースによって
多大なるタイムパラドックスが起こりかねないのだが、現段階ではおいておきたい。
というか、アニメ的にはもう9月とか通り過ぎてるような気もするし。
おまけに21話で「ロケの二の舞かぁっ!」とかみのるが発言してしまったため、
そこらへんの境界線の解釈がめんどくさいことにはなっているんだけれども。


…なので、9月のキャラソンでも「平野綾」ではなく
泉こなた」としての歌声を披露してくれそうな予感が満載。
平野綾」としての歌声が聴きたくて、それ以外には何の興味もないのならば、
この曲も9月のキャラソンもスルーして、10月からの3ヶ月連続リリースに思いを馳せればいいと思う。
叩くために聴かれるのだけはやめるのをオススメする。時間のムダだから。
時間のご利用は計画的に。


結局、「らき☆すた」という作品を本当に楽しんでいる人にしかこのCDはオススメできない。
だから、逆にロクに見もしないのに
「なにこの酷いアレンジ」とかいうことだけはやめてほしい。

目論見的にはもちろん「売りたいから出している」のだろうけれども、
それも「作品に忠実」という大前提をしっかり守って、それで「出している」のだから。


ここまで書いてきてふと思った。
この1枚はらき☆すたというアニメ作品の一部なのではないだろうか。
要するに、この曲単体で評価するなんてのはちゃんちゃらおかしい、ということで。
不可分なものも存在するよ、といういい見本。






…ちなみに、9月のキャラソンリリースはおそらく間違いなく「売りたいから」だろうけれども。
そこらへんは、歌詞と歌声に注目しようではないか。
それで、このアニメの本気度がさらに浮き彫りになると思うから。